オブジェクト指向UIデザイン - 1
これまで何度もUI設計してきたが独学だった。そこで、評価の高いUIデザインの書籍である『オブジェクト指向UIデザイン 使いやすいソフトウェアの原理』を読んでいくことにする。
オブジェクト指向UI、タスク指向UI
オブジェクト指向UI - 名詞→動詞 - ナビゲーションはオブジェクト(名詞系)を手がかりにする - あらゆる情報システム、特に作業者による探索や創育工夫が期待されるものについて有効 タスク指向UI - 動詞→名詞 - まずタスクを選び、次に引数としてオブジェクトやパラメータを指定する - オブジェクトを選択する必要がない場合や、提携の入力手続きだけを提供する場合にのみ有効
オブジェクト指向UIデザイン p.20より抜粋
思い返してみるとたしかにタスク指向UIの画面設計をしてきたように思う。なぜか? 業務要件、機能要件が「○○できること」と行為や動作によって記述されるからではないだろうか。それをそのまま設計に落とし込んでいては思考停止であると言われてしまうとぐうの音も出ないのだがそういうことなのだと思う。 p.30の言葉「仕事がソフトウェアを作るのではなく、ソフトウェアが仕事を作るのだと考えること。」この一言が心に刺さった。これまでの業務、タスクそのままソフトウェアにしてしまってはただのデジタル化でしかない。デジタルトランスフォーメーションとはデジタル化はもちろんのこと、デジタルの力でこれまでの事業のやり方を大きく変化させ効率化や創造性を向上させることなんだろう。まだ理解できていることは少ないがそういった意識のもと読み進めていきたい。